Together Forever

無駄に長文。

イ・ラン「神様ごっこ 신의 놀이」 日本盤買ったよ。

Twitter上でも話題になっていて、インタビューなども色々と出ている、韓国の自由な魂、イ・ランさんのアルバム2枚が日本のインディーレーベル、Sweet Dreams Pressから発売された。

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韓国インディーもいくらかは聞いていたんだけど、彼女のことは知らなくて、今回日本盤が出る少し前あたりに話題になりつつあってその存在を知ることとなった。まぁ、インディー系追うのは何年も前にやめちゃってて、アンテナにもひっかからないくらい離れた場所に棲息している現在なので。

日本盤が出る、どこで注文しようか…と思いながらいくらかサイトを見て回っていたんだけど、レーベル直オーダーが一番いいとはずっと思っていて、そのうちレーベルに注文するとおまけもつきますよとのアナウンスがあり、注文受付開始されたのを知ってすぐに注文した。シールに8Pの小冊子、さらにはCDRまで付くと言う大盤振る舞い*1。こういうことはリリースする音楽やアーティストに本当に入れこんでて愛がなくちゃ出来ないことだ。それは…今はすっかり離れてしまってるそちら方面にどっぷりがっつりはまり込んでいた頃にたくさん感じたり味わった部分である。*2

この、イ・ランさんというソウルに住んでいるアーティストの「神様ごっこ 신의 놀이」という最新アルバム。先にその韓国盤の本のことがTLに流れて来てはいたんだけど、その後Youtubeに日本のレーベルが字幕付きでアップしている「世界中の人々が私を憎みはじめた」という曲のことがTwitterのTLになぜだか流れて来て、なんとなく見に行って、字幕がついてるから、彼女が歌ってる韓国語が聞き取れて、楽しいなとか思ってしまって、とりあえずそんな感じで聞き始めて、そこからいろいろぐぐったりとかし始めたという。まぁ、遅くてすんませんな感じで。ほんっと不真面目な学習者で、毎週講座にも通ってるのに、ちっとも勉強してないんだけど、「世界中の人々が私を憎みはじめた」はめちゃくちゃ難しい単語が並んでいることもないし、自分程度のなんちゃってな初心者域を出ない奴でもすっと入って来る感じがすごく心地よかった。歌詞は決して明るいものではないけれど。


イ・ラン − 世界中の人々が私を憎みはじめた

そんなこんなで、日本盤が到着した。

はっっっっ。

自分的にはエッセイは無理でも歌詞くらい韓国語もあるものだと思い込んでた。
なかった。
全部日本語だった。
アルバムタイトルと曲のタイトルだけハングルの記載があった。
それだけだった。

正直がっかりした。
いや…相当がっくりきたのだった。

韓国語が好きだから、韓国を離れられないと語っている彼女。

歌詞くらい韓国語も記載があればなぁ…一緒に歌えるじゃん、ハングル覚えるの大変じゃないし、似た単語もたっくさんあるし、この機会にハングル文字や韓国語が面白いって思う人もいるかもしれないのに…。「神様ごっこ」に収録されている歌は、エッセイの中に紛れ込むように入り込んでいて、多分、そこだけを(韓国語の歌詞としても)取り出すのもおかしいことだったのだろう。

もともと「神様ごっこ」はエッセイ本として出版されたものなので、その翻訳本だと考えれば日本語のみでも不思議はない。そう考えれば日本語だけでも不思議はない。そうだね。

だけど、「ヨンヨンスン」も韓国語の歌詞載ってないなんて…。 対訳のみだなんて…。 

あんまりだ(号泣…

あぁ、おそらく多くの日本のリスナーにとっては韓国語がわからなくても問題はないのだろうし、歌われている歌詞の意味やエッセイの内容がきちんと伝われば良いのだろう。それはもちろん大切なことだ。

でも、少し韓国語をかじってて、韓国語って面白いと思っている自分にとって、韓国語がはぶかれている日本盤は悲しかった。今まで、韓国のアーティストの日本盤のアルバムには対訳も当然だろうけど、韓国語の歌詞もちゃんと載っていると思い込んでいたのだ。

それと同時に自分としてはとても不思議な感じもあった。何しろ、有名なのに日本盤が出ないおにいさんたちのアルバムを毎回韓国盤で買っている生活が何年も続いているので、あ〜日本で出るってこういうことでもあるのかと今更のごとく。だよね、日本で出るってこういうことなんだよねと。そしておそらくは、大半の日本のリスナーにとって韓国語そのものはどうでもよいのだろう。

非常にもったいないんだけどなぁ。

韓国語が無いことにがっかりしながらも、非常に丁寧に訳されていて、全く違和感のないエッセイを読み始めると面白くて止まらなくなった。

そして、おまけで付いて来た、「イ・ランのこと」という冊子もこれまたとてもとても楽しくて、イ・ランさんという人が日本でものびのびやっている様子などが親しい人によって書かれていて、こんな冊子がおまけでついてくるってほんと特別なことだとおもうんだけど、それくらいみんなが彼女に惚れ込んでいるのだろうと思った。いくらかはこの中の文章がレーベルサイトでも読むことが出来ますのでよければぜひ。こちらで読むことが出来ます。

そうそう…イ・ランさんの日本語のことを読んでいて、わたしが韓国の妹ちゃんと呼んでいる彼女も、日本のアニメ大好きで、日本のアニメとドラマで日本語を覚えたと流暢にしゃべるのを思い出していた。韓国の人ってなんだろ…好きなものに対するオニのような集中力の発揮の仕方がどうもハンパないような気がする…。

コンサートを見る為にだけど、ソウルには年に何度も行ってる。いわゆるKポコンではあるけど、時折、サンサンマダムに行ったりとか、インディー扱ってるとこ見に行ったりとか、キョボでえんえん遊んでたりとかする。定宿にしてるホステルはもはや家族の集いみたいな場所で、常連客がご飯作って食べさせてくれたり、毎晩酒盛りが繰り広げられてたり、社長の友達も入れ替わり立ち代わりしょっちゅう気軽にやって来て食べたり呑んだりみんなと一緒にしてるわ、表面だけなぞっている日本での生活より濃密だったりする部分もあったりする。なにしろ、外出して夜帰ると、帰った途端、「メクチュ?ソジュ?」が社長の最初の言葉だ。

韓国という国を全く体験していないわけじゃないからか、イ・ランさんの書いてることが余計に面白く感じられた。ソウルに住んで生きている人のソウル評。そこに住んでいる自由な魂の人々。奔放だけど、冷静に自分の生きている場所を見つめているところもあるところ。

色々言われたりするけど、韓国に行って嫌な思いはしたことないかな。最初本当に韓国語がしゃべれないときは多少困ったことはあったけど、初めて行った時から面白いなと思いはしたものの、やだなとは思わなかった。年越しコンサート後に、なんとか他を抑えて初めて一人でなんとかゲット!したタクシーのおっちゃんに、方向反対と怒られながらも、必死に片言もいいところの単語並べるだけな状態で行き先を伝えるのも四苦八苦だったのに、結局最後にはとてもよくしてもらったり、ホテルの場所がわからなくて、道端に座ってたおじさんに話しかけてみたら、しまいには電話を直接かけてくれて、そこの通りで待ってたら迎えに来てくれるからと、そこまで世話してくれたり。ひとりで行った夕方から朝にかけて行われたインディーバンドから有名どころまで、今思えばレアすぎるフェスティバル、代行さんで頼んだチケットだったけど、係の子が明日も来れば分かるようにしとくから!と融通を利かせてくれたり、他の会場でも、英語で必死に説明してたら、日本人?うわ〜ん最初からそう言ってくれたらわたし日本語出来るのに〜ってそこからまた色々親切にしてくれたり。何度か行っているうちに、いくらか馴れて来て、少しばかり言いたいこと伝えたいことが言えるようになるとさらに面白くなって来たのである。

と!いうわけで、韓国語の記載がほぼない日本盤にかなり意気消沈もして、こんなときは以前あほみたいに辺境インディー系を聞いてたころのコレクター魂がムクムクと起き上がって来てしまう。まぁ、しょせん基本ヲタなので…これは変わらないらしい。ここからは、おそらくほぼみなさんどうでも良いヲタ話に突入する。

「ヨンヨンスン」は、韓国の正規音源ダウンロード販売サイトにあるので、そちらで歌詞を見ることは会員でなくても可能だ。

しかし、「神様ごっこ」の方は、元々音源DL付きの本として発売されたものなので、そういった楽曲音源販売サイトにはないのである…あああああ。なんてこった…

韓国盤はすでにほぼ在庫が無くなった状態だというのは、彼女のインタビューなどでも言われていた。う〜む。それはつらい…。日本のサイトで扱っている所はもうなさそうだった。それで、色々見て回っていて、韓国のレーベルサイトに購入出来るところのリストがあった。

とりあえず全部見に行く。 だめだ、ここもだめ…そう、説明すると、多くの韓国のショッピングサイトは韓国国内向けのみ仕様なのである。韓国の携帯持ってないと登録不可能、はたまた住民登録番号がなければ登録不可能。NaverやDaumといった大手ポータルサイトですら、外国人は仮登録って感じで、登録は出来るけど、買い物は出来ない。さらに、買い物が出来るサイトがあったとしても、WindowsIEからのみしか買い物が出来ないところもあったりする。決済の途中にプラグインのインストールが必要で、それが出来ないMacユーザーはその時点で死亡する*3。はたまた、海外向け発送してくれる大手サイトでも、商品によっては海外向けに発送出来ませんっていうのも多々ある。ツラい…。 そして、試しまくった結果、2つ海外からオーダー出来るところがそのリストにあった。大手サイトで海外から利用している人も多いサイトである。しかし、一軒はすでに売り切れているのか検索しても候補に挙がって来なかった。幸いにももう一軒は売り切れにはなっていないようで、無事オーダー出来た。まぁ…DHL発送なので、送料が本体と同じくらいかかっちゃうけどね…。ちなみにオーダー出来るのはこちらのサイト。

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ちなみにこの알라딘では、彼女の漫画も購入可能になっています。また、在庫が無いものに関しては、他の所で売っていますという親切なサービスまであって、売っているサイトに飛ぶことも出来たりします。知らなかった…便利だな。漫画も、絶版になっているものもあるので、欲しい方は出来る時に入手しておいた方がいいかもしれない。

昨日探してた時にはなかったと思うんだけど、今観てみると、Yes24に中古で2冊あがってきていた。こちらには「ヨンヨンスン」の中古もあります。参考までにどうぞ。ただし、中古は海外発送ナシ。向こうの知り合いに頼むとかでないとダメなようだ。残念。

www.yes24.com

そう、韓国って本やCDめっちゃくちゃ安いんですよね、元が。だから、キョボに行って延々何時間も見て回るのが楽し過ぎる、そして気付くと何冊も抱えてレジに並んでいたりもするのである。

というわけで、日本盤だけでは物足りずに大元の韓国盤を探す旅にまで出てしまったのだけど、届いたらまた続きの感想を書いてみようと思っている。昨日からエッセイを読み始めた所で、全部読んだけど、また読み返している最中。

イ・ランさんのリリース関連をたどってたら、もう何年も放置してるアカウントで読んでいたみなさんのつぶやきなどに遭遇して…みんな元気にやってるんだな、そうか、変わらずこのあたり追ってるんだなと…それと、いやもう後戻り出来ないから、時々こっそり違う場所から自分なりに楽しむでいいや〜というとても気楽に思える今の自分にも気付いた。

なんとなくだけど付け加えておくと、個人的に数年一番ハマってる韓国インディーバンドは、PAVLOVというバンドで、最高に熱くてカッコいいガレージロックバンドでありまして、聞き始めるとえんえん繰り返し聞いてしまうと言う恐ろしいバンドであります。これも残念ながら、携帯認証できてないと年齢確認できなくて、19禁な歌詞入ってる曲は、正規音源販売サイトでDL出来なかったりするんだけど、いや〜ほんっとにカッコいい。最高にいい。大好きだったEastern Side Kickがこの夏解散してしまって非常に残念すぎて落ち込んでいたんだけど、PAVLOVがいるなら大丈夫。ガレージ系好きなみなさんにはぜひチェックしていただきたく思う。いっぺんライブ観たすぎる…。

この曲でやられて一気に漁りまくったんだけど、まぁこのMVクオリティㅋㅋㅋ
最高っす!!!
最近はきちんと綺麗なMV作っておられますよ。はい。


PAVLOV(파블로프) - 이럴 때가 아냐 M/V(Official)

こちらは自分のメモ用にインタビュー動画。
YoutubeでPavlov Koreaって検索するとMV出て来ますので、良かったらそちらも観て下さいませ^^


[NYLON TV KOREA] INTERVIEW: PAVLOV

ヲタついでに、このPavlovの2008年あたりのリリースは中古で一万円とかになってておののきました…。正規音源DLサイトで購入しませう…。

(多分続く

*1:おまけの詳細はこちら。

*2:今は全く違う方面でではあるけれど、こちら側ではよくある会場での無配も好きだからこそは同じだと思う。日本では色々あって出来ない部分だけど、あちらでは普通に行われている。

*3:そのためにわざわざほとんど使いもしない安いWindowsノートブックを持っている…。